CABIN LIFE

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キャビン、すなわち居室が備わるタイプのボートがあります。それは小さい艇だとちょうどキャンピングカーのような空間となり、大きな艇だとマンション並みの居住性を有するものです。いずれにせよ、移動+居住の機能を生かせば、ボート遊びの奥行きが広がることは間違いありません。その楽しみを食、集、泊の3つの文字で表わしてみました。

食べる

キャビンがあれば、家族や仲間と食事を楽しむことができます。大きなボートなら家庭並みのギャレー(台所)が備わるし、小さなボートの簡易的なギャレーでも、さらにはデッキ上でも料理は可能。ボートの上でいただく料理の味は格別です。

集う

キャビンのあるボートの多くは、キャビンとアフトデッキを一体の空間として使えるようになっています。住居のリビングとベランダやテラスのような関係ですね。ここにみんなが集まれば、ハッピーな時間が流れることでしょう。

泊まる

もちろん寄港先で寝泊りすることはできますが、たとえ出航しなくても、マリーナに保管してあるボートに泊まる――そんな楽しみ方ができるのも、キャビン艇の魅力の一つです。さて、あなたはキャビンでどんな夢を見ますか?

楽しいキャビンライフの始まりは、すべてここからルール、マナー、安全の心得

海という自然を相手にするボート遊びでは、陸上の遊びと比べて、より安全への配慮が重要です。ボート免許、船検といった法規に準じることはもちろんですが、それぞれのユーザーが自分の責任と判断で、事故を起こさないように心がけましょう。そして、もしトラブルに遭遇してしまった場合でも、その被害を最小限にとどめることができるよう、日頃から準備をしておきたいものです。

  • ライフジャケットの着用

    落水事故で命を守るための必須アイテムです。どんなに穏やかな日でも、ボートに乗るときは必ず着用しましょう。

  • 海の交通ルールを守る

    船同士の衝突などを避けるために、海の交通ルールがあります。これらの法規を遵守してボート遊びを楽しんでください。

  • 見張りの励行

    航行中は常に見張りを行い、早めに危険を回避しましょう。また乱暴な操船など、他者に迷惑をかける行為も厳禁です。

  • 出航前の点検

    海上でトラブルが発生すると、そのまま漂流につながることも。エンジンの状態をはじめとする出航前の点検は必須です。

  • 天気予報を確認

    出航前も、出航後も、小まめに天気予報を確認し、風浪が強まるおそれがあるときには、決して無理をしてはいけません。

  • 保険に加入

    万一の事故に備えて、保険に加入することをお忘れなく。自動車の任意保険加入が常識であるのと同じことです。

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