ボートレジャーのベースキャンプ
マリーナの桟橋に係留したボートで食事をしたり、パーティーを開いたり、宿泊をする。こういったマリーナステイもボートを持つ楽しみのひとつであり、それには海上係留型のマリーナに艇を浮かべる必要があります。一方、陸上保管型のマリーナの場合、普段はボートが水に触れていないので船底やプロペラの汚れが少なく、艇を綺麗に保てるという利点があります。マリーナを選ぶ際は、それぞれのメリットとデメリットも考慮してください。
海域の面白さや自宅からの距離、そして保管料金といったことが基本ポイントとなりますが、そのほかに、修理工場やクラブハウス、マリンショップ、レストランなどの有無、安全対策やサービスの度合い、オーナー組織等のイベント活動といったことも、マリーナ選びの要素といえるでしょう。クルマにとっての駐車場とは異なり、ボートにとってマリーナは、単にフネを置く施設にとどまらず、ベースキャンプとしての機能がぎっしり詰まっているところなのです。
マリーナは、先に述べた海上係留と陸上保管の違いのほかに、民間、公共、第三セクターなど、さまざまな経営母体のものがあります。また、漁港内などに設置された簡易的なマリーナといえる「フィッシャリーナ」や「ボートパーク」といった施設もあり、比較的リーズナブルな料金でボートを置くことができます。