ミニボート 動力編

~思いがけずプロペラが回ると危険~

ミニボート用の2馬力以下の推進機関としては、ガソリン船外機以外に電動船外機(通称エレキモーター)があります。
艇にバッテリーを持ち込む必要がありますが、操作が簡単で音も静かなのがメリットで、湖で遊ぶボートには多用されています。
取り扱いの注意点としては、バッテリーへの接続はボートにセットし水中に降ろした状態で行うこと。なにかの拍子にスイッチが入り、空中でプロペラが回ると非常に危険なので、水中にセットされていない状態ではバッテリーのマイナス端子を外し通電しない状態にしておきましょう。
また、電気で動くため水気を嫌います。通常の家電製品よりは防水性を持たされていますが、特に雨天中で使用したあとなどは水気をふき取り乾燥させてください。濡れたままだと可動部のサビや、端子、接続部の酸化が進みやすくなります。
これはガソリン船外機と同様ですが、プロペラやプロペラシャフトに釣り糸やゴミなどが絡んでいたら、必ず取り除いてください。絡んだ状態で放置しておくとモーター回転時に熱で溶け、モーター軸の防水シール類が破損し、モーター内部に水が入る原因になります。

  • 湖など平水面で乗るにはエレキモーターという選択肢もあります。電源となるバッテリーは、繰り返しの充電に適したタイプが一般的に使われます。エレキモーターには一部、出力1.5kW以上の機種もあり、当然、免許・船検が必要となります。また2馬力船外機と併用できる状態でボートに搭載した場合も同様です

  • エレキモーターが水中にセットされていない状態ではバッテリーのマイナス端子を外して、通電しない状態にしておきましょう。プロペラやプロペラシャフトに釣り糸やゴミなどが絡んでいたら、必ず取り除いてください

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