ミニボート 操船編
釣りをする際の注意点
~釣りの最中も周りをよく見る~
ボートを止めて釣りをする際の注意点も、基本的には前段の走航中の注意点と同様。ボートのバランスを崩さないよう注意すると同時に、常に周りの状況に目を配りましょう。特に、釣りに夢中になっていると、周りが見えなくなるものです。近くを通る船だけでなく、その曳き波も危険。通り過ぎてしばらくたってから大きな波が来ることもあります。そして、気がついたら海が荒れていた、ということにならないよう、風の変化や海象を常に観察していることも必要です。
アンカーを揚げるときは、ボートのバランスを崩しやすいので注意しましょう。また船尾からのアンカーや、前後にアンカーを打ついわゆる2丁アンカーは、波が打ち込みやすくなるなど危険です。
アンカーを打たず、風や潮で流されながら釣りをする場合は、流されていく方向にある障害物や岩、網やブイなどに注意。船が多いエリアでは流し釣りは避けましょう。なお、定置網などの漁業施設やブイなどにボートをつないで釣りをしたり、航路内で釣りをしてはいけません。他にも釣り禁止の場所や禁止されている釣法など、そのエリアのローカルルールがあるので、事前にきちんと把握しておきましょう。